知多親子教室 Wisdom for kids & parents｜愛知県知多市の3歳までの育児教室

知多親子教室にボランティアで協力している夫です。

妻は息子が住む東京の住いへ大掃除に行っています。その間の代筆を頼まれましたので、よろしくお願いします。

 

早速ですが　

先日11/22、いい夫婦の日に、産後ケアについての特集テーマで、朝のNHKニュースをご覧になった人も多いと思います。

横浜市の現状を取り上げていました。

 

私の子ども時代の産後ケアは番組で扱われていたような特別な施設や制度が必須条件ではなく日常生活の中にあったように思います。

長い歴史の中で、娘の出産の前後に娘をケアする母や姑の賢い女性の知恵が代々伝承されてきたことがベースではないかと思います。

 

半世紀程前になりますが

母が三人目(私の弟)の出産から帰宅した日、祖母が母を俯せ寝にさせて足腰を掌で擦って温めてから、現代のスポーツストレッチのような手当てをする様子を当時３歳の妹と眺めていました。

子ども心に、赤ちゃんを出産する事も出産した後も本当に大変なんだな〜と理解しました。

また、子ども達には優しいけれど、母には少し厳しかった祖母が母を労りながら毎日手当てするのが嬉しくて祖母の事が益々好きになりました。

 

あの日々から四半世紀も後になって、祖母の見様見真似ですが、私が妻の出産後に手当てしました。何でも良く見て覚えておくと後々役に立つ事を実感しました。

 

長い妊娠期間、大きく重いお腹で姿勢と骨盤の位置に生じたずれを正しい位置に戻すことで血行が良く体が軽くなり元気で前向きに出産前の体調に戻った妻が一番喜んだのは、産後太りしなかった事です。すごく感謝されました。

 

知多親子教室に試しにお越しになってください。私がパパさんに手順をお伝えします。男性も姿勢と血行が良くなり体が軽くなります。

掌の温もりが心地良くリラックス効果を実感したパパさんがママにしてあげてください。その時に奥様に出産の労いと感謝の言葉を伝えてください。

 

赤ちゃんに兄姉がいたら、パパがママを労り感謝と労いの言葉をかける様子を見せると、お子さんも赤ちゃんを大切に可愛がる優しい子に育つ有意義な経験になります。

 

初産は本当に大変な事が多いですが、二人目、三人目は安産でも出産後のダメージは決して軽くはないと思います。

周囲の女性が「二人目なら余裕だよ」みたいな事を平然と口にする“女性に厳しい女性”の声を時々耳にしますがとんでもない！

 

先祖代々、女性が命懸けで出産と育児をして生命を繋ぎ続けたお陰で現在の日本があるのです。

どれほど長い厳しい生活が母子に続いたのか？
解りやすく、1メートル定規で例えると

左端が、大陸から日本人の祖先とされるホモサピエンスが渡って来た約3万8000年前です。

そこから右へ、約94cm氷期の厳寒と狩猟生活の厳しい食料事情が続きます。

残りの6.3cm、約2400年前に日本に稲作が伝わり栄養状態は少し良くなり

最後の右端、1mmの1980年代になって医療の進歩で新生児死亡率が一桁になったのです。
母子共に安心して出産出来る環境が日本で整ったのはほんの40年前からの事です。

確かに医療水準と母体の体力、栄養状態が上がったお陰で出産時や出産後に母子が命を失うことは減りました。
しかし、女性の生涯において大仕事である事に変わりはなく、個人差も大きいので出産後は本人と周囲の人も心身を労る配慮と優しさが大切です。

 

知多親子教室には、出産後できるだけ早めに御夫婦とお子さんで見学・体験に来てくださいね。

産後ケアは早くはじめた方が効果的です。夫婦、家族の絆も強くなり、お子さんの頭脳の発達、伸びしろも大きくなります。

 

名古屋市、東海市、知多市等近隣地域のみなさまお気軽にお問い合わせください。